Latest update: November 20, 2024
寒風 859mから大谷山 814mへ:2024年11月16日,参加者5名
花
 7時30分頃,烏丸五条の交差点で4人目の参加者をピックアップして,マキノピックランドに向かいました.車窓からの空はドンヨリ,雨が落ちてきそうでしたが,幸い北に進むとともに次第に明るくなりました.
 9時少し前にピックランドに到着.黄葉はまだまだですが,すでにたくさんの人たちがメタセコイヤ並木を目当てに訪れていました.美山からの参加者が少し遅れるとのことなので,私たちも撮影に.
 程なく合流,自動車1台を停め置き,全員が他の1台で登山口のマキノ高原へ移動します.

 準備を整え,山歩きの開始です(9:30頃).はじめは,かつてのスキー場のゲレンデを直登です.直登であるがゆえにかなり厳しい.
 30分程で樹林帯に入ると,落ち着いた山歩きができるように.それとともに,オレンジ,黄色,ところどころに真っ赤な葉っぱ見えるようになりました.紅葉のトップシーズン,と言って良いでしょう.
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 10:30頃にびわ湖やメタセコイヤ並木を望めるビュースポットに到着しました.残念ながらガスがかかっていましたが気持ちの良いポイントです.
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 しばらく休憩してから再出発,秋の景色を堪能しながらゆっくり進みます.すると,登山道の前後左右,周りがすべてブナで覆われるようになります.ここでは,細い幹のブナが圧倒的な多数を占めています.足下の登山道の左右は大きく成長しつやつやに輝くイワカガミと今にも葉っぱを落としそうなコアジサイで埋め尽くされています.イワカガミとコアジサイを同時に楽しめたらいいですが,そうはゆかないでしょうね.
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 高度を上げるとガスが濃くなってきました.上から降りてきた登山者に寒風の様子を尋ねると「かなり風が強い」とのこと.かつての経験で寒風の強風を知っており,また,雨粒が落ちていたこともあり,標高で90m程低い地点で昼食を頂くことにしました.安全のためです.
 雨粒がポツン,ポツンと落ちますが,比較的ゆったりとした食事タイムでした.ザックカバーを付けるか否か悩みましだが,付けずに11:45頃に出発,10分くらいで本日の最高地点・寒風に到達しました.ガスは濃いが,雨はあがったようです.
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花
 晴れていれば遠くまでの展望が素晴らしい,大谷山までの稜線歩きですが,今日は少し残念.しかし,ススキがたなびく斜面が時々姿を見せてくれます.また,風がガスを流すタイミングでびわ湖・竹生島が見えたり隠れたり,メタセコイヤの並木も小さく望めました.
 12:30頃,大谷山の山頂に到達.ガスが薄くなったので,みなさんがそれぞれに展望を楽しみました.さらに,スマホの新機能「セルフタイマー」によって集合写真を撮影するとの提案があり,いい写真(筆者の見解)が撮れました.
 大谷山から100m弱下ると登山道は分岐します.右はYAMAPでは太い赤線で示される「石庭コース」.左は細い点線の「眺望コース」でです.過去の経験から迷うこと無く「眺望コース」を選択です.短く,キツクなく,展望が段違いに良いからです.
 季節外れのスミレが咲いていました.コケの緑もステキです.

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 「石庭コース」との合流点を下ると,再び,秋色の世界が現れます.秋の山歩きを存分に楽しめたように思います.
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花
 14:35頃,金網を開けて,石庭登山口に降りました.このコースは4~5回目ですが,所要時間は休憩を含めて,いつも5時間程度,まだまだ,元気かな? いけるかな?
 石庭登山口からピックランドへの舗装道路,素敵な芝生の手入れをしているお兄さんに「綺麗ですね」と声を掛けました.「あれはオリーブですか?」との声かけも.気恥ずかしげに対応されたお兄さんがステキです.
 小さな祠の上に2頭のお猿さんの置物があると思ったら,動きました.直前に木彫りの猫の置物が軒先にあったための思い込みです.筆者がちょっと近づくと,前側のお猿さんは後ろを向き,前向きに戻って威嚇するがごとく.私たちが立ち去りました.
 マキノピックランドではジェラートを頂き,停め置いた自動車でマキノ高原に戻り,さらさの湯で存分に温まり,帰路につきました.