Latest update: August 29, 2024
野鹿谷リバーウオーキング:2024年8月19日,参加者 7 名
花
 9時30分に美山ふれあい広場に集合.空は薄曇り.猛暑は少し落ち着いたものの,それでもまだまだ暑く美山でも30度はこえていました.私にとってリバーウオークは,昨年の佐々里八丁川ぶりで2回目です.
 参加者7名が2台の車に分乗して,福井県おおい町名田庄へ移動.おおよそ1時間ほどで到着しました.
 車を停めた場所にはカツラの巨木がありました.カツラは水辺を好むと言われる通りすぐ下に沢が見え,それが今日これから歩く野鹿谷川でした.
 皆さんの足元はスニーカーなどの靴の上から綿のソックス.これで川底の苔にも滑らずに歩けるそうです.

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 さっそく沢に降りて水に足を入れると,冷たいっ! でもそれもすぐに慣れて気持ち良くなります.基本的には膝くらいまで,ところどころ腰まで水に浸かりながら上流を目指してリバーウオーキングを楽しみます.今年は例年に比べて水の量が少ないそうです.
 沢の岸辺は土壌も流され石が露出していますが,石に苔が生え,その苔に野草が根を張り,多様な植生が見られます.この時期はちょうどイワタバコがかわいい花を咲かせていました.その他にもキュウリグサやミズ(ウワバミソウ)など,食べられる山菜をリーダーがめざとく見つけて共有してくれました.
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 周囲の樹林は杉を中心とした人工林ですが,間伐もされておりよく手入れがされている印象です.熊の爪とぎ除けの青いシートがコンテンポラリーアートのよう風景をつくっていました.
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 また沢に近いところにはサワグルミ,モミジ(ヤマモミジ),ガマズミなど実生の落葉広葉樹も広がっています.中でも沢の曲がり角に鎮座する苔むしたトチノキの大木は,森の主のような雰囲気がありました.
 昼食は沢沿いの岩に腰掛け,水に足を浸けながらいただきます.この地域の森の話や,次のアユすくいのコツなどを聞きながら,しばし休息です.
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 野鹿谷の名前の通りここはとても鹿が多い地域だそうです.周囲を見渡すと実生の樹木の低い位置は軒並み鹿にたべられ,皮が剥がされていました.
 沢を2時間ほど歩き,いよいよ滝が見えてきました.最後の難関の岩をよじ登り滝壺に上がります.それが難しい人には,岸辺に散策路と階段もありました.
 滝壺の水は,沢のそれよりもさらに冷たく感じました.滝を見上げると落差30mくらいはありそう! ここが今日の終点です.
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 最後に野鹿の滝前でバシャリ.今回は直前になって発熱で参加できなくなった方もおられました.コロナがまだまだ流行っているようですから,皆様ご注意ください.
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 14時頃に美山ふれあい広場まで戻り,ソフトクリームで締め,解散となりました.リーダーをはじめ参加された皆さん,今回もありがとうございました.