あーぁ残念!3年越しの「北岳 3,193m」:2023年7月12日〜13日,参加者 11 名 |
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7月12日: 朝9時に京都を出発して静岡から中部横断自動車道をへて山梨県芦安村の市営駐車場に15時前に到着.予約してあったタクシー2台で北岳の登山口の広河原へ向かう.
今回の北岳例会は週間天気予報や北岳の天気を参考に,山小屋のキャンセル可能な7月6日に実施を決めました.しかし出発日が近づくにつれ日本海にあった梅雨前線が南下気味で不安が募る.
広河原へ向かう途中は薄日も漏れ富士川支流の野呂川の深い渓谷や南アルプスの山容が望めました.16時前に広河原山荘に到着.昨年新しくなった山荘は快適で11人が大部屋に入る.早速隣のインフォメーションセンターで登山道などの情報を収集.本日まではほぼ良好らしかったが,残念な事に明日以降天候が崩れるとの事であった.
山荘に戻り入浴後,皆でビールをいただきながら夕食を待つ.その間に先程までとは天気が急変して雷がなり激しい夕立となる.18時からの夕食は分厚い豚テキとニジマスのマリネの美味しいメニューでした.外は食事中も激しい雨が降り続いていました.20時前には皆床に付き夜中は雨も止んだようだったが,朝方窓越しに雨音が聞こえてきました. 7月13日: 4時半に全員起床.6時に朝食後出発の予定であったが,リーダーは雨の天候を加味して30分早発すると提案.全員慌てて雨の装備をして5時半過ぎに出発.
吊り橋を渡り眼下の野呂川は昨日より水量が増え少し濁っているようであった.本日のルートは白根御池小屋から草スベリを経て肩ノ小屋の予定であるが,雨の為取り敢えず白根御池小屋まで登ってその後の事は皆の状態と天候をみてどうするかを判断する事になる.
雨は出発時より降り続いているが徐々に激しくなり,登山道が滝の状態に化す.40分位登ったと所でリーダーが断腸の思いで判断して登頂を諦め,下山する事を皆に提案する.これ以上登っても雨による低体温症の可能性や,強風による事故も考えられ,リーダーの好判断と皆が同意する.
下山の登山道は滝状態になっているため,足の置き場が分からず慎重に降りる.6時半過ぎに吊り橋を渡り広河原山荘に戻る.野呂川は登りの時とは変わり水量もかなり増え,水がすごく濁っていました.
9時にタクシーで芦安の駐車場に戻り,日帰り温泉に入り,南アルプス市の「道の駅しらね」で桃や朝取りのトウモロコシを購入しました.
そして全員来年の梅雨明け以降の時期に北岳のリベンジを約束して1日早く帰京しました.今回はリーダーの好判断で全員安全に下山出来ました.山では何があっても安全第一が最優先.リーダーありがとうございました.
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