依遅ヶ尾山(いちがおやま) 540m:2023年6月4日,参加者 7名 |
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例年より早く梅雨入りした京都.台風の影響で各地が大雨に見舞われる中,線状降水帯からそれたこともあり,予報通りの快晴.
長岡京から日本海を目指して京都縦貫道を北上すること2時間.本日の目的地は関西100名山のひとつ,依遅ヶ尾山です.ガイドブックと同じアングルで写真におさめて,登山口へ.504mとはいえ,ひたすら登りの様相です.
10:00 スタートから雨の後で少しぬかるみもありましたが,湿った感じと気持ちのよい風があり,清々しい登りです.登りに必死でいると見過ごしてしまいますが,足元にはシーズン最後であろう蕨,頭上にはくるみの木.そして,どこからともなく薫るエゴの花.
香りと足元に落ちている白い花びらが5枚だからきっとエゴの花と言いながら,肝心の木が見つけらません.視界に入る白い花は空に向かって花をつけているからヤマボウシだ,エゴの花は下向きに花をつけていると話しながら歩を進めるというより,右に左に頭上にと目をやり,しばしエゴの木探しです.
よく見ると頭上には白い小さな花が下向きに,あちらこちらに咲き誇り,しばらくはエゴの絨毯,芳しいエゴのトンネルでした.そのトンネルを抜けるとゴールは間近.視界が晴れたかと思うと大きな岩があり,越えたところに広がるのは日本海でした.そして,私たちがエゴの花に見惚れている間,すたすたと前を行かれた〇〇さんともご対面.
11:00 依遅ヶ尾山山頂.少し霞んではいましたが,ぐるっと180度穏やかな日本海が広がっていました.1時間の登りでこの眺望.海からの心地よい風を感じながらのお昼休憩です.山椒に集まるアゲハ蝶がたくさん舞っているのも,またのどかな風景に感じました. 山頂でこんなにゆっくりするのは久しぶりと話しながら,コーヒータイムを含めた休憩.天の橋立に見たてて「股のぞき」をしてみたり,思い思いに写真をとり,最後は全員で記録写真.来た道をもどります.
小学生くらいの姉妹を連れたお父さん,地元のおじさんにも出会いました.道迷いのない1本道ですので,気軽に登り,風景を楽しむのによい山.私にとっての大文字山みたいだな,と感じました.
12:50 ひたすら下りなので,脚が心配と話しながらも,エゴの花ゾーン,くるみの木エリア,蕨エリアと1,500mはあっという間の下山でした. 帰りは地元スーパー,道の駅に立ち寄り,帰ってからのお楽しみを調達.15:30には長岡京に帰ってきました.
参考:【山名の由来】登山道の中腹に倒れている鳥居にきざまれた『市箇尾大権現』から来たのではないか
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