小塩山 642m:2023年4月11日,参加者 11名 |
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カタクリの花とギフチョウに会いに。
京都駅8時集合、7名が乗車の車と初参加1名の車,合計2台で出発。大原野神社駐車場で美山からの2人と合流、駐車料金は最近4時間600円に変更されたようです。自転車での参加者は先に出発したとのこと。
9時、勝持寺から如意輪観音、願徳寺を左に見て6㎞先の頂上を目指し出発。右手には、日本ミツバチの巣箱、竹藪の筍はもうだいぶんと伸びてきています。
ゲートを通った所で後5kmの立札。時々桜の花びらがヒラヒラと舞い落ち、葉桜となった山桜の赤い葉が、新緑に色を添えてきれいです。初参加の方が植物に詳しく、五葉アケビの花や、三つ葉アケビの葉、キブシの花等を教えていただき、洛西ニュータウンを見下ろしながら府道を登ります。 10:50登山道に入り少し登ると「炭の谷」の入口に到着、自転車での参加者と合流。西山自然保護ネットワークの方々により保護されている所で、食害防止の柵の入り口を開けて谷へ降りて行くと、斜面一帯に紅紫のカタクリの花にミヤマハコベ、ミヤマカタバミの白が映えます。カタクリのピークは過ぎたと聞きましたが、この日は天気も良く、温かで又咲き始めたようです。
シロバナカタクリも見つけることができました。ニリンソウ、ヤマルリソウ、アオハコベ、ヤマネコノメソウも咲いています。
![]() 一度谷から上がり、少し登った広場で昼食、12時に再出発。「御陵の谷」へ。ここも斜面はカタクリがいっぱい。この谷にはチゴユリも咲いています。
次の「Nの谷」へ向かう途中に今日のギフチョウの目撃情報があるとのことで、期待しながら歩きましたが、風があり(暖かな風のない日に飛ぶそうです)あきらめかけていたところ、2頭のギフチョウに出会うことができました。(チョウは1頭、2頭と数えるそうです)ラッキーでした。
最後の「Nの谷」に降ります。この谷は新緑も美しく、木々の間にカタクリが咲いています。シハイスミレもたくさんの花をつけています。シロバナニシキゴロモ、ミヤマウグイスカズラ、エンレイソウ、ハナイカダも咲いています。
通常6枚の花弁のカタクリですが、花弁が8枚のカタクリもありました。踏まれたりすることでできるようです。四つ葉のクローバーと同じですね。
カタクリは花が咲くまで8年もかかるそうです。ボランティアの方にいろいろ教えていただきました。
帰りは登山道を降りることになりました。急な下りで所々滑る箇所もあり、気を付けながら14時無事下山しました。
駐車場の大原野神社に参拝しました。鹿の神様としているこの神社の手水は水をだしているのは鹿で、狛犬ならぬ狛鹿が置かれ、風情ある静かな神社でした。
この日の推定入山者数は59名だったそうです。多い日は200名を超える人が訪れるそうです。昨年は300名を超える日もあったそうで、これからも大切に保護していただきたいと思いました。
たくさんの可憐な花々と出会えてとても気持ちの良い1日でした。
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