Latest update: NOvember 11, 2022
芦生縄文杉の森でナメコ観察:2022年11月2日,参加者 12 名(内,ゲスト 3 名)
 前回は2年半前、2020年6月21日の例会だったが,そのとき以来の芦生縄文杉訪問である。
 昨日の雨と打って変わって秋晴れの清々しい登山日和となった。京都駅を8時に2台で出発、佐々里峠9時45分頃登山口到着、リーダー組3人と合流。
 10時頃登山口を出発、最初はいきなり例の梯子を上ります。今日は暑くもなく寒くもなく風も微風で爽やかな登山となりました。本当にラッキーです。紅葉はずいぶん進んでいますが、後もう少しという感じです。前回の初夏の芦生も良かったのですが、紅葉の時は空気が澄んでいてとても気持ちのいいものです。ゆっくりとしたペースで進み、30分位で「クマ剥ぎ」の杉です。爪で杉皮を剥いでその下の樹液が好物らしいです。
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 キノコがたくさん広葉樹に生えています。リーダーの説明で「茶舐めつむだけ」を知りました。名前が珍しいので記憶に残ります。キノコと言えばやはりナメコでしょう。目を凝らして探しても、時期が若干ずれているのか数が激減しているのか、中々見つかりませんでしたが、2~3mの高さの所に生えているのを発見しました。ただし、みそ汁の具程度にしかならない程度の収穫でした。
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 しばらく進むと「カミナリ杉」です。空洞となった木の中に入り空を見上げるも良いし、残った幹で生存している姿が素晴らしい。次に「いぐりの杉」。冬に帰れなくなった地元の方が火で暖をとり裏側を燃やしてしまったという杉です。
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 次はいよいよ目的とする縄文杉です。先に「ぬたば」の近くの杉を見て、その後、一番大きいと言われている巨大杉に12時頃到着、何回見ても圧倒的な迫力とみなぎるパワーを感じます。ここで昼食を取り集合写真を撮りました。リーダーの話では屋久島のガイドを案内した時には非常にビックリされたとの事。やはりここの巨大杉がいかに貴重であると言うことでしょう。皮肌の縄文模様は、恐らく2千年以上の年月をかけて圧力がかかりあの様な模様ができていると考えられるとの事です。又、ここの巨大杉の樹齢は正確には分からないが3千年~5千年位は経っているらしいです。今まで伐採もされず生き残ってきたことは大きな謎です。
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 リーダーから森と森林の違いについても説明してもらいました。森とは種々雑多の木々がある所を言い、森林とは一種類の木、例えば杉林、ヒノキ林等々の所を言うとの事です。帰路では尾根右側(日本海側)に森、反対左側に森林があって分かり易くなっていました。
 2時半頃に登山口に到着。爽やかな秋の一日を過ごせて満足感一杯で帰宅しました。