Latest update: December 1, 2022
七洞岳 778m,朝熊ヶ岳 555m:2022年10月14日~15日,参加者 4 名
10月14日 七洞岳: 山域は三重県度会郡にある主峰七洞岳(ナナホラ)778mの一等三角点。伊勢志摩や大台ケ原など360度のパノラマの眺めが楽しめる山です。
 京都駅をAM8:00出発、新名神、伊勢自動車道、勢和多気ICから山の駐車場まで走るが、ICを出てから一般道の標識や案内が乏しく少し迷ったが山の駐車場に11:00に着く。
 とても小さな鳥居と祠がありました。ここが登山口で主なコースは3つ程あるが、最短で安全そうな大栃(オオトチ)コースを選びました。この日は晴天でしたが植林と雑木林と渓谷沿いの薄暗い道を歩き始めるが今日はまだ誰も通った様子がなく、先頭さんがクモの巣に何回もひっかかり大変そうでした。また、落葉がいっぱいの急登を滑らない様に気をつけながら淡々と進む。
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 10月中旬なら多少涼しいかと思っていたけど以外に暑くて汗だくになった。登り始めて1時間で稜線の分岐に出た。足元には落葉が積もり登山道もかくれて分かりづらく確認しながら登って行く。
 分岐と山頂の間に覗き岩があり筆者の大好きな岩場が突き出ていて、この上に立って眺める景色は最高でした。ここから15分そこそこで広い山頂に着く、辺りはトリカブトの花が群生していた。ここで昼食、コーヒーを飲みながら賢島や伊勢志摩方面の大パノマラを満喫した。
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 この後縦走の案も出たが標識も少ないし落葉で道も埋め尽くされて解りづらいので同じ道を戻る事にした。下山は急登だった所は登りより一層気を遣った!! 途中休憩をしていたら参加者のズボンをヒルがウニョウニョと・・・。払いのけてあげたけど既に吸われていました。14時20分駐車場着。
 その後リゾートホテル「エキシブ鳥羽」に荷物を置いてから近くの漁師めし「みなと食堂」で「よくばり定食」を注文。厚めに切った刺身とエビフライは食べ応えがありおいしかったです。「エキシブ鳥羽」の温泉も最高でした。皆様ありがとうございました。

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10月15日 朝熊ヶ岳: 前夜10時頃には就寝した為か皆5時頃には目覚め、私は軽くストレッチをしてAM6時になるのを待って朝湯♨(源泉かけ流し)をいただきに出掛ける。「エクシブ鳥羽」は海に面した広大な敷地に本館、別館、アネックスとあり、敷地内を専用バスが巡回している。風呂の往復もバス。
 朝湯を浴びて心身ともに目覚め荷物の整理をして朝食の時間を待つ。前回の白浜と同様にアネックスドルチェにてAM8時朝食を済ませ、9時にチェックアウト。ホテルを出発して少しして山用ズボンに着替えていないのに気付き、ホテルのクローゼットに吊るしたままだった事を思い出しUターンして貰う。大変なドジをしてしまい時間のロスをさせ皆様にご迷惑をおかけして反省です。
 朝熊ヶ岳(あさまがだけ)は伊勢神宮の鬼門を衛る山、死者の魂の行くところとして頂上東側につくられた金剛証寺が人々の尊崇を集め「伊勢に参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」といわれる程で麓から何本もの「岳道」とよばれる参拝道が発達し大いに賑わったそうだ。

 主な岳道として「朝熊岳道」「宇治岳道」「磯部岳道」「丸山岳道」があるが交通の便も良く登りやすい「朝熊岳道」を登る事になった。
 9:45頃登山口のある「であいの広場」を標高にちなんでGO,GO,GO!!とスタート。堀割状の緩やかな道を登って行くと一町(109m)ごとに道標を兼ねた町石と地蔵が現れて歩く励みになる。10町の所に東洋一といわれたケーブルカーの旧軌道(廃線跡)を越える橋がある(ケーブルは昭和37年に廃止)。振返ると伊勢市街と伊勢湾が見渡せる。道の両側は杉や檜が植林されているが所々に他の混じっていて特徴的な木には樹名板が添えられている。
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 22町目が朝熊峠で右から「宇治岳道」が合流する。峠は眺望も良く休息する人がたくさんいた。峠からは15分程で分岐となる。右は金剛証寺、左は頂上へとなっているがどちらも頂上に至る。
 朝熊ヶ岳頂上広場には八大竜王社が鎮座し一隅に立派な山頂碑がある。11:15頂上着昼食。山頂広場から津~鳥羽の伊勢湾沿いの街並みや伊良湖水道の島々、知多半島迄見渡せる。八大竜王社の左から林の中を15分程下り金剛証寺へ。県内屈指の名刹だそうだ。卒塔婆が立ち並ぶ奥の院→金剛証寺。金剛証寺を一周しているうちにどうも「宇治岳道」に入り混んだみたいで、朝熊峠へ戻るべく修正。
 無事朝熊岳道を下り13:30スタート地到着。17時頃山科で解散。今回も快適な旅ができた事を同行の方々に(感謝)です。