中山谷山 791.8m:2022年4月20日,参加者 4 名 |
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![]() 京都市内は、すっかり葉桜になりましたが、美山に着くとまだ満開の桜がちらほら。本日の目的地は、中山谷山。新緑のブナ林を楽しむ1日です。
田歌舎を左折して、五波峠に向かう道中は落石にひやっとする場面がありました。物音に驚いた動物が逃げる際に斜面が崩れることもあると聞きましたが、ちょうど冬の間に積もった雪で崩れた斜面を整備されている最中でしたので、雪溶け後の通行には注意が必要です。
五波峠に到着。車は1台も駐まっておらず、この新緑の中を歩くのは私たちだけのようです。
歩き始めてまもなく、足元には紫色の小さな花、スミレが可憐に咲いています。意識して見てみるとあちらにもこちらにも色味の違うスミレが咲いていました。
足元を意識し始めるとブナの実の殻や何の木のものかわかりませんでしたが樹々の新芽が出ていたり、もうすぐ咲きそうなイワカガミや白い花を咲かせたミヤマカタバミ、見上げるとタムシバが白い花を咲かせており、清々しい空気の中に春が散りばめられていました。
11:25 来た道、中山谷山頂上、杉尾峠の分岐に到着。ここから頂上まで尾根歩きです。右を向いても左を向いても、上を見上げてもブナの新緑、黄緑の世界が広がり、遠くには、誰の目にも触れられないかのようにひっそりと桜が咲いていて、深呼吸するだけでも気持ちいい時間です。 ![]() 12:11中山谷山791m到着。お昼ご飯を楽しみ、リーダーに美味しいコーヒーを淹れていただき、のんびりした時間を過ごしました。
1時間ほど休憩して、もと来た道をもどります。そこかしこで、話に夢中になっているとどっちから来たかな?と道迷いしそうになりながら、陽当たりが変わるだけで見え方の違う樹々や、登りでは気づかなかったタムシバの花に見とれ、楽しみながら下山しました。(リーダーのお話では、以前は藪漕ぎする山で、本当に道に迷ってもおかしくない場所だったと)
14:30過ぎ 無事、出発地点の五波峠に到着。なんと、ここにスミレやミヤマカタバミを見つけて、灯台下暗しとはこういうことだと内心笑ってゴールしました。
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