入道ヶ岳 906m:2021年10月16日,参加者 4 名 |
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朝8:00 京都駅を出発。車中では先日の例会、対馬のお話をたくさん聞かせていただきながら、名神から新名神を経由してすいすい鈴鹿に到着。予報に反して広がる青空に安堵していたのに、近づくにつれ厚い雲がでてきて、一抹の不安がよぎりましたが、ここまで来たら晴れることを信じましょう。
9:30椿大神社をスタート。鳥居をくぐると、目に飛び込んできたのは果てしなく続く石段の参道です。事前にYAMAPの活動記録からわかっていたとはいえ、風もなく汗が滲みます。
一旦なだらかな道になったかと思えば、また登り。木の根っこが張り出し、足場は確保されるものの、土質が粘土かのようにぬかるんで滑りやすく、帰りはこれを下るのかと思うと声には出さないまでも大変だという気持ちがわいてきました。
避難小屋で休憩。甘いものをいただき、喉を潤します。
覆い茂る木が影を作ってくれていたので、直射日光はさえぎられるも無風。10月半ばだというのにしっかり汗が出てきます。
気を取り直し、さらに登り続けます。
10まである通報ポイントの7までくると、一瞬、見晴らしが広がりました。かすんではいますが眼下に鈴鹿の街が広がっていました。すれ違う方から、あと少しですよと未来が開ける言葉を聞いてラストスパートです。通報ポイントから15分ほどで景色が一転。見渡す限り馬酔木の群生地です。群生というからにはなだらかな平原です。季節によっては、赤い蕾や白い花に囲まれるでしょう。
最後に笹まみれの急登かつ藪漕ぎがあるかもと構えていましたが、そのような箇所もなく、頂上へまっしぐら。鳥居のある頂上についたときには、360度とまではいきませんでしたが、鈴鹿の山々が見晴らせるほど雲が動いてくれていました。
鳥居のもとで集合写真におさまり、景色を眺めながらゆっくりお昼ごはんをたべ、コーヒータイム満喫してからの下山となりました。周りを見ても、急ぐことなく、頂上でゆっくりされている方がたくさんいらっしゃり、ここからの景色を楽しみに登って来られる方も多いようです。
下山は、登りと同じ道では面白くないということで井戸谷コースを。下山してから知ったのですが、沢沿いに行くこのコースは頂上までの最短コースで、以前に登られた記憶のあるのが間違いなくこのコースでしょう。最後急登だったというだけあり、眼下に鈴鹿の街を眺めながらもぐんぐん下っていくものでした。
途中、小石や木の葉が多く、また、渡渉もあり脚には想像以上に負担がかかっていました。それでも、沢に流れる水の音が暑さを忘れさせてくれ、清々しい時間でした。
最後、コースを外れてしまったかのように思いましたが二本松コースに合流し、無事、15:30には椿大神社に帰ってきました。
参考までに:椿大神社は猿田彦大神を祀る神社の総本社であり、三重県では伊勢神宮、二見興玉神社に次ぐ参拝者が訪れます。山頂の鳥居からもう少し進むと奥宮があります。
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