三十三間山 842m:2021年3月9日,参加者 4 名 |
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薄雲の京都駅を7時半に出発し、美山経由で福井県三方五湖近郊の三十三間山登山口へ向かう。今まで数回この山の例会があったが日程が合わず、以前から一度登りたいと思っておりました。小浜を過ぎると嶺北の山々には頂上付近に雪が残っているのが見えてきました。
10時過ぎに登山口に到着して、スパッツを付け登山準備を済ませ出発。初めは雪解けで水量の多い谷川沿いを歩き、風神の滝を過ぎて沢を渡り杉の植林の中をジグザグに登りました。杉の植林を過ぎると植生はブナやミズナラの自然林に変わり、登山道も直登に変わりました。落ち葉で敷き詰められた登山道を春の薄日を受けて登り、12時に自然林を抜けススキの枯れ葉が覆いつくした稜線に出る。春の少し肌寒い南風を受け快いススキ原が東に三十三間山頂上に向かい、緩い登りの稜線を歩く。反対側の西にはまた緩い傾斜でススキ原の稜線が下っている。東西2㎞位続く広大なススキ原は壮大で見事な景観で若狭湾に吸い込まれる様に見える。 頂上に向かう枯れ葉のススキ原には無数の鹿の糞が点在し、また登山途中に雄鹿の求愛の鳴き声も聞かれ多くの鹿が生息する場所のようである。頂上直下は急坂に変わり残雪が多く残っていたので全員慎重に登り12時半にブナの木に囲まれた頂上に到着。頂上からは眺望が無く風も強く写真を撮り早々に降り、三方五湖や若狭湾そして湖北から京都北部の山々が望めるススキ原で昼食をいただく。そして同じ登山道を下り2時過ぎに無事登山口に到着。 帰路、上中町のとても大きいメガスーパーマケットのPLANT-2で新鮮な若狭湾の鮮魚を買い帰宅しました。三十三間山は期待通りの素晴らしい山で早春の充実した山行が行えました。皆さんありがとうございました。
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