嵯峨嵐山駅に全員が集合し嵯峨鳥居本、清滝トンネルを経て清滝に向かう。清滝の駐車場に着いてみたら、想定していた雪が無い。雪のつもりで重い靴を履いてきて、失敗したかなと思ったが後の祭り。

　今回は表参道である清滝からのルートで参拝する。愛宕神社二の鳥居から表参道の始まりで、身が引き締まる。最初から急な登りで、体重にハンディがある私は徐々に遅れていく。途中に点在する石仏や景色を楽しむつもりが、つづら折れの急坂でその余裕は無い。他の人達は余裕を持って山を楽しんでいるようだ。徐々に坂が緩やかになり、多くの大杉や水尾の里の景色を楽しむ余裕ができてきた。標高が上がってくると雪が残っている。それも多くの参拝者が踏み固めた、スケートリンクを斜めにした様な道が続いている。雪のない所や踏み固められていない所を探しながら、慎重に登って行く。慎重派のメンバーはここでアイゼンをつけて、安全に登って行く。やっと黒門に到着したが、目の前には急な階段が待っている。

　慎重に階段を上り愛宕神社に到着し、火廼要慎のお札を頂き参拝する。当然のことながら、奉納されていた御神酒もいただく。近くの休憩所で昼食にしたが、寒暖計は零度を示していた。下りは安全に行こうとアイゼンを付けたが、何年ぶりかのアイゼンで転倒こそしなかっ　たが、つまずいたりスラックスの裾を引っ掛けたりと散々な目にあった。雪が少なくなったので途中の東屋でアイゼンを外し、後はゆっくりと清滝に向かう。15時過ぎに清滝駐車場に到着し、今年の初詣登山は楽しく無事に終了した。