Latest update: November 7, 2020
芦生杉とキノコ:2020年10月28日,参加者 12名+1名
 とても冷え込んだ朝、美山組と京都組が佐々里峠に9時45分に合流。ピーかんの秋晴れではなく、少し雲が多め。山の中は少しひんやりしておりました。 浅野目さんの説明を受け、自己紹介をして、10時前にいざ、出発!
 最初の急な上り坂を超えて体もよい感じに温まり、25分ほど歩いたところで一休み。おのおの羽織を脱いで身軽になって再出発。
 このところ、晴天続きで足元はカシャカシャと枯れ葉の音をたのしみながら進んでいきます。今回、雨が降らないとキノコも少ないということで群生はみられなかったですが、珍しいキノコをリーダーが紹介してくださいました。
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 森と林の違いを聞きながら、いろいろな植物を見ながら進んでいくと、雷杉と言われる大杉があらわれます。こちらは雷に打たれて空洞になった大杉。中に入って上を見上げるとハートの形が見えました。中は空洞でも皮があると生きているそうです。皮をはぐと死んでしまうそうです。
 その次に現れた巨大杉は三本杉。大杉が等間隔に三ヶ所に並んでいます。
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 少し歩くと名前のない無名の大杉が現れました!
 その後、ぬた場の杉。杉の前にはぬた場と呼ばれる獣が体をこすりつける水場があるということからつけられた杉。周囲はこの杉が一番大きいのではないかということでした。とてもいきいき、堂々とたっており、圧巻の大きさ。皆、各々色んな角度から撮影したり、触ったり楽しみ、エネルギーをもらいました。この杉でもとても迫力がありました。
 この奥の縄文杉はもっとすごいよと何度もみておられる先輩方に聞いて、ワクワクしながら進んでいくと。目的地の縄文杉に到着!周囲は先程の杉より小さい感じですが、縄文杉独特の縄目が深く刻まれており、とても古いことを物語っていました。
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 12時前に到着して記念写真をとったあと、昼食。縄文杉の周りで昼食を食べるという屋久島では考えられない貴重な体験でした。有名な屋久島の縄文杉は今では近くまで近寄れませんが、芦生の縄文杉は触れてエネルギーを感じることも出来る穴場スポット。しかも、一日がかりで苦労していかなくても、2時間でゆったりたどりつくことができる有り難い場所!
 縄文杉を堪能したあとは12時半に出発して、通称「雨宿りの杉」。少し前は倒れかけそうになっていて、その下が雨宿りできる広いスペースになっていて、この名前がつけられたそうです。現在は台風の影響で倒れてしまいました。
 その後、今回二度目の急な坂を上がると、京都新聞で紹介された縄文杉にたどりつきました。
 帰りは皆さん意気揚々とトレッキングを楽しみました。暑くもなく寒さもなくちょうどよい気候の中、何のトラブルもなく14時頃登山口につきました。
 待ち合わせの佐々里峠に向かう道中で屋久島の縄文杉より何十倍もいいよと話しを聞いた理由がわかり、ここは何度でも訪れたいところだなーと話されていたのが印象的でした。リーダーや事務局の方、ご一緒してくださった皆さま楽しいひとときを過ごせて頂きありがとうございました。