中山谷山 791.8m:2020年6月10日,参加者 7名 |
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コロナ感染症緊急事態宣言が解除され約2ヶ月振りの例会である。外出自粛などのコロナ太りや、ぐうたら生活が続き全員体の切れが見られない。
今回は久しぶりの例会で体を慣らす意味合いも有り楽ちんコースで行われる。
美山のJAP代表宅に午前9時に集合であるが、途中洛中の交通混雑に巻き込まれ多少遅刻する。車2台に分乗して府道を由良川沿いに芦生方面に走る。由良川には6月に解禁されたアユ釣りの釣り人が、均等間隔に並び釣りを楽しんでいるようである。田歌から林道五波線に入り高度を稼ぐ。道路脇にはガクアジサイの水色が目に入るが、元気が無く梅雨入りを待っているようである。
9時半過ぎに五波峠に到着。もう既に標高600mを超えている。峠付近はブナの林が広がり新緑が曇り空の雲の間から刺す少しの太陽光に照らされ輝いている。何時もは五波峠から西の稜線を八ヶ峰に向かうが、今回は稜線を東へ向かう。初めはブナの木立の中の緩やかな稜線を歩き、途中からはユズリハの群生の中の登山道を進む。全山が自然林に覆われユズリハの群生地を過ぎるとブナ、ミズナラ、スギの古木などが迎えてくれた。登山道脇にはヤマボウシの白い花がアクセント的に並ぶ。
峠から歩き始めて1時間位でブナの木立に囲まれた標高791.8mの中山谷山頂上に到着。頂上からは眺望は望めないが南斜面を駆け上がったブナの新緑の香りがする快い風が熱くなった体を冷やしてくれた。
昼食には早いので同じ道を引き返し、五波峠近くのブナの木立に囲まれた落ち葉のクッションが快い平地で昼食を食べる。 帰路、田歌在住のJAP会員が経営する「田歌舎」で美味しいコーヒーを頂き、早い目に帰宅する。
今回はとても手軽で山深い若丹国境尾根の景色や植生が豊なコースを楽しめました。これからの夏山に備えた良い体慣らしが出来ました。
今日近畿地方が梅雨入りした模様と発表がありました。 |