Latest update: November 5, 2019
日本コバ 934m:2019年10月27日,曇り時々日差し
参加者:五十野、西村、平尾、佐溝、吉田、姫田、小山夫妻(記)

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 再三の台風、大雨被害が報道されている中、鈴鹿10座の一つ、「日本コバ」に行きました。「日本コバ」という一度聞いたら忘れない名前の山です。その由来は五十野さんがFBに書いたように木地師が多く住む木場がコバに変わったとの説があります。コバというのはもともと休み場という意味で、二本休めば登頂できるということから「日本コバ」となったという説もあります。
 さて、二日前まで雨だったのですが、当日は曇りで、女性陣のお肌に優しい天候でした。汗かきの男性陣にも嬉しい気温(18度くらい)で楽しい登山が期待できます。京都からの6人と、岐阜からの小山は八日市インター近くの道の駅で合流、永源寺ダムを見ながら、登山口に移動です。

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 9:15に支度を整え、意気揚々と出発、足元は水を含んだ柔らかい土で、とても歩きやすい状態です。藤川谷コースを最初はゆるゆると上ります。すぐ横を川が流れ、縦横に細流が流れ、雨の後のためかそれも豊富な水量で、心地よい水音を聞きながら緩やかに足取り軽く上って行きます。気候の良い日曜日の割には人が少ない印象です。歩きやすいゆったりと広がる斜面を行くのですが、何カ所か沢を渡ります。丸木橋が二カ所ありました。これが滑りやすく、早速西村さんが着水しました。女性陣はややへっぴり腰でしたが、余裕?で通過です。何度かこのような沢を渡ります。余裕の笑みを見せていた、小山も岩で滑り両足で着水しました。気持ちの良い冷たさです。もちろん強がりです。200メートルごとに看板(18本)が立っています。このあたりの200メートルは世間では500メートルに値するようです。長い200メートルを楽しみにゆっくりと歩を進めます。残念ながら、紅葉には早く、わずかに色づいている程度です。見どころの一つカツラ大木、周囲5メートルくらいでしょうか、を見上げ、また進みます。虎の穴ならぬ豹の穴の分岐を頂上に向かって進みます。緩やかに上りながら時々の沢を超えて進みます。時に結構険しい登りがあります。ウインドブレーカーは必要ないくらいの暑さです。木立が結構茂っていて、見晴らしは決して良いとは言えませんが、わずかに色づいた木の葉がきれいです。季節柄、あまり花は見かけませんが、赤いまむし草やなめたけ、サルノコシカケなどを見ながら歩きます。程よい暑さで、汗は気になりません。奇人の窟を横目に見て、最後の急坂を上り、頂上です。12時過ぎに着きました。パンフレットには広々とした山頂とあり、私は遠くの方まで、平らな台地が広がっていると勝手に思っていました。ところが、ほとんど周囲は見渡せず、少し残念でした。934.2メートルの山頂で、各自昼食、記念撮影をして、帰り道です。

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 頂上は12度(ペットボトルの中に温度計が入れて、つるしてありました。)、ご飯を食べ終わって少ししたら、結構冷えてきました。そこで、ウインドブレーカーを着て、下山開始です。帰りは政所コースを歩きます。足元は柔らかく、さほど滑らないのですが、2メートル幅の尾根を歩きます。しかし、この辺りは高所恐怖症の私でもさほど怖くはありません。時々顔が引きつっていたようですが。あまり人が通らないコースらしいので、静かでとても良い道でした。コースを少し離れたところにある盤石の丘には寄らずに歩きます。もみの純林を横目に、結構急に下り始めました。このコースは源流からは離れていて、水の音がしません。行きの上りとは全く違う景色です。これもとても楽しく、気持ちが良かったです。やはり狭い尾根道をグングン下っていきます。私は結構ビビっていました。水の音が聞こえ始めたら、もう少しです。スタート地点とは約20分離れた集落、政所に到着しました。ゴールです。帰りは約二時間でした。皆様、ご苦労さんでした。