Latest update: February 19, 2021
白山・御前峰 2702m:2018年8月18日〜20日
参加者:青木、佐溝、高橋、吉備(高橋さんの友人)、朴、五十野 と韓国から朴さんと同級生14名

1日目 8月18日(土):
 13:00 京都駅八条口アバンティ出発 男2人、山ガール 3人 計5人
 18時頃 到着 韓国朴さんチームと合流 美味しいマッコリ2種類頂戴した
 19時頃 市ノ瀬ビジターセンター近くにテント設営、マッコリに舌鼓
2日目 8月19日(日):
 6:45 出発 登山口まで朴さんチームのマイクロバスに便乗させてもらいました
 7:30 登山口(別当出合)出発(1600m付近)→砂防新道→別当硯→エコーライン→弥陀ヶ原→室堂(12時頃)→昼食後、御前峰登山(13時50分)→お池めぐり→室堂山小屋(16時)→屋外でミニ宴会→夕食→20時半消灯

8月18日(五十野記):13時に京都駅八条口に集合。湖西道路から敦賀経由で北陸道を福井で降りる。勝山市で食料を購入して、福井名物のソースかつ丼を食べて白峰温泉に向かう。朴さんと白峰温泉で待ち合わせであるが少し時間があり先に白峰温泉総湯で汗を流す。
 19時に富山空港から着かれた朴さんご一行と会い、韓国の美味しいマッコリをお土産でいただく。明日以降の行動の打合せをして別れ、白山登山口の一ノ瀬キャンプ場に向かう。早速テントを設営して、先程いただいたマッコリで乾杯して寝袋に入る。

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8月19日(佐溝記):石川県と岐阜県にまたがる白山は、主峰・御前峰、大汝峰、剣ヶ峰の3峰から構成され17世紀ごろまで噴火していた跡に翠ガ池や千蛇ガ池などの7つの火口湖がある。信仰登山の長い歴史を経て、近年中高年、若年層のグループや家族での登山、学校登山などが中心となってにぎわっている。
 昨夜の美味しいマッコリの話題をしながら、今夜の楽しみにそれぞれ一本ずつリュックに入れてスタート。重さが気にならないのは何故でしょうね? 日曜日のせいか登山客が非常に多い、昨日、山小屋泊の中高生、外人も多い。登山道が大変よく整備されていているのも、登山客が多い理由のひとつであろう。

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 コースタイムは4時間半程度である。登り始めは距離が長いので、なかなか標高があがらない。途中すばらしい展望を満喫しながらブナの原生林が続く道を楽しみながら進む。
 朴さんチームは皆さん健脚揃いで、強い。聞けば毎週のように登っているらしい。白山は「高山植物の宝庫」という名がつく通り、ミヤマキンポウゲ、ハクサンフウロ、ニッコウキスゲ、クルマユリ、クロユリ、ミヤマダイモンジソウ、ハクサンチドリ、チングルマ(この頃はヤンキーグルマです)等々があちこちでみられました。記憶のある間に花の名前はネットで検索してみました。今回は天気も素晴らしく、今迄遠くから眺めていただけの白山に登れて満足しています。明日の行程は別山の予定です。

8月20日(五十野記):朝5時になり外も明るくなってきたが、昨日の疲れからか全員目覚めが遅い。5時を廻り徐々に皆が起きだし、身支度を済ませ6時に朝食をいただく。6時40分に20人全員が室堂を出発。今日の行程は今朝決定し、トンビ岩コースを下山して南竜山荘経由で別山に登りチブリ尾根を降りる一ノ瀬までの長丁場である。トンビ岩コースからは南竜から別山が綺麗に望める。別山の山容は私のお気に入りで、特に南側の三ノ峰から見る別山の山容は私の中では最高の山の品格を覚える一つである。
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 08時頃に南竜に到着し韓国の4名が長丁場の登山道を避けて別当出会への最短下山道を選択。残り16名は少し天候に不安を持ちながら油坂の急坂を登り白山南縦走路に入る。途中から霧雨が少し降り始めるが、眺望も少し効き快適な縦走路を歩く。縦走路脇には秋の花のトリカブトやマツムシソウの花が咲いている。数か所危険なガレ場があり、緊張感を持ち霧雨が降り続く中10時半過ぎに標高2399mの秀峰「別山」頂上に到着。この頃には眺望も効かなくなっていた。各々頂上で写真を撮り、また予定外の別山登頂に喜びの声も聞かれた。
 別山頂上を後にして約10キロの長丁場チブリ尾根を降り、途中チブリ避難小屋で昼食を食べる。避難小屋を出発してからは16人の足並みは乱れ始める。朴さんは迎えバスの約束時間があり、遅れないように速足で降り始める。他メンバーは美しいブナの巨木が生える尾根筋を、各自の体力に合わせて降りる。全員が一ノ瀬に到着したのは16時半頃で約10時間弱の山行でした。朴さん達は今晩の宿泊の芦原温泉に向かわれ、我々5人も20時半に京都駅に無事到着しました。
 久しぶりにハードな山行でしたが、霊峰「白山、別山」は素晴らしい山でした。