加賀大日岳 1,368m :2018年4月29日〜30日 |
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参加者:山本、高橋、五十野(記)
ゴールデンウイーク前半の晴れた両日に加南でキャンプと残雪の山を楽しむ。当初予定していた赤兎山が例年を上回る残雪で、林道の閉鎖が続き目的地を加賀大日岳に変更して例会を行う。
28日昼前に集合して敦賀経由で北陸道に入り一路福井へ。福井北インターチェンジで降り、食材を購入して石川県加南の刈安山キャンプ場へ向かう。標高500mの無料のキャンプ場で水洗トイレ完備、オートキャンプも可能な快適な所である。既に数組のキャンパーが訪れていて、キャンプ場入口付近のトイレに近い芝地にテントとタープ張り、テーブルを出して宴会準備を行う。17時位から少し早いが福井で買った新鮮な刺身、寄せ鍋とビールで宴会が始まる。宴会が進むと西に見事な夕日が見え始め、山の上から海に沈む夕日を楽しむ。 翌朝、周りが明るくなり起き、早々と朝食を食べ6時にキャンプ場を後にする。7時に大聖寺川上流で登山口の廃村真砂に到着。しばらく川沿いの林道を歩くが、日陰にはまだ残雪が所々見られ、ザゼンソウも数輪咲いていた。15分位歩くと荒れた林道から右手に登山口が現れる。落ち葉で覆われた急登の登山道を行くと、所々にコシアブラの新芽が目に入る。早速全員コシアブラ目に代わり、今晩のお酒のつまみを探し出す。登山道脇にはイワウチワの可憐な花が多く咲き、上はコシアブラの新芽を探し目が忙し登りであった。
標高1000mを超えると残雪に覆われ登山道は消え、2日前の大雨で雪上の足跡も消える。他の登山者とかすかに残ったと見られる足跡を探し慎重に登る。10時前に前方に加賀甲の避難小屋が目に入りひと安心する。避難小屋からは白く輝いた白山が望め、左手に加賀大日岳が望める。加賀甲からも残雪で一部笹原の中に登山道が確認出来、カタクリの花も少し咲いていた。5月中旬には登山道脇には花で溢れるらしいです。残雪に覆われ斜面を苦労して登り11時過ぎに標高1368mの加賀大日岳に到着。頂上は雪も無くカタクリが美しく咲き、東には先程より近くに白山が望めた。晴天に恵まれ遠くに荒島岳や経ヶ岳など雪に覆われた越前の山も美しく望めた。
下山は残雪の足跡を慎重に確認しながら降りる。数か所不明確な足跡に惑わされたが、14時過ぎに無事下山する。下山後今日の収穫物のコシアブラを分けて帰京する。
春のキャンプと残雪の春山を十二分に楽しんだ2日であった。 |