NZ ケプラートレイル:2018年1月10日〜17日 |
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参加者:真島、山本、八田、高橋、梶原、五十野
Photo Gallery はこちら 1月10日〜11日(五十野記):午後5時過ぎに北海道から参加の梶原さんと関西空港で合流。当日の北海道は最強寒波で、早朝早い目に家を車で出られ、ホワイトアウト状態の中で千歳に着かれたそうです。午後7時全員集合して、9時にニュージーランド航空に乗る。約10時間の空の旅を楽しみ、現地の11日昼前にオークランドに到着。
クイーンズタウンへ乗り換えで国内線ターミナル移動には、15分位歩いて熱い中向かうことになる。以前は空港内をバスで移動したと思います。午後2時半に国内線に乗り換え、2時間後にクイーンズタウンに到着。早速ミニバンのレンタカーを借り、170キロ先のケプラートレイルのベースタウンテアナウに向かう。
羊の牧場以外は何の人工物も目に入らない中を時速100キロ以上のスピードで走る。まだ太陽が高々揚がっている中の7時にテアナウに到着。モーテルにチェックインして近くのスーパーマーケットへ全員で食材の買い出し。地元の食材、ビール、ワインを購入して帰り、ステーキなどのご馳走で長い移動の疲れを取る。日没は午後10時過ぎであった。 1月12日(山本記):ケプラー トレールに備えてキーサミットトレールの一部で足慣らしの為に、ディバイド(標高532m)からキーサミット(標高919m)を往復して景色を楽しみます。
8時に宿を出発して羊や牛などの広大な牧場、フィヨルドなどニュージーランドの景色を楽しみながら一時間ちょっとのドライブを楽しみました。ディバイドに9時10分に到着し登山開始です。
歩き出すと周りのブナなどの木々に地衣類が下がっていて幻想的な風景が続きます。 キーサミットへの分岐点に10時15分に着いて、しばらく登ると視界が広がりすばらしい景色が見渡せます。
レークマウンテンやU字谷、池塘等すばらしい景色を楽しみ、景色の良い池塘のそばで昼食をとりました 途中に多くのトラップがありましたが、飛べない鳥などを襲うイタチを捕まえるために仕掛けられているとの事です。ディバイドに12時15分に到着。
途中ミラーレイクに立寄って景色を楽しみ、テアナウに戻りビジターセンターで情報収集し買物をして、五十野さんの豪華料理を楽しみました。
外は22時頃まで明るく食後買物に行き明日の山行に備え就寝しました。聞くところによると私のいびきは相当大きいらしいです。
参加者の普段の行いにかかわらず今回の例会はずっと天気は良く、雨具の必要はありませんでした。 1月13日【やっぱり晴れ】(梶原記):すがすがしい朝の陽ざしに目指す縦走するケプラートレック山脈を眺め、乗り合いボート乗り場で準備。湖には、カモがご挨拶。マシマンの腰の治療を八田先生が整える。7時20分にボートに乗り込み出発。静かな湖を勢いよく横切り登山口へ10分ほどで到着する。砂浜に階段を下ろされ、7時40分登山開始。
登山道は整備されているが、いきなりのジャングルトレック。トイレがあると思っていたが、登山口にはないので、ボート乗り場で行くべきです。3日間分の食料、寝袋などのザックは重たく、ダラダラ続く登りで、自分のペースで進む。1時間半で大きな岩の壁に到着、チラチラと湖は見えるが、森林限界は遠く、階段を何個も登り、2時間半でやっと森林限界に。青い空、大きな湖、草原、周りの美しい山々に感動しながら、進む。高山植物は、あまりなく、大きい花は枯れており、苔の中にかわいらしい小さい花や、登山道わきにタンポポのような白い花ぐらいしか見られなかった。 木造に丁寧に針金網がまかれた登山道があり、ひたすら進む。急なカーブを曲がるといきなり小屋が飛び込んできた。11時到着。ここで泊まるとは思ってなくてまだまだ余力を残していたら、本日泊りの、ラスクモアーハット小屋であった。登り4時間半と思っていたので、拍子抜けしたが、こんな素晴らしい景色ときれいな小屋でゆっくりきるのがとてもうれしかった。 朝作ったサンドイッチ、ゆで卵、バナナなどの昼食を外のテラスで食べていたら、大きなオウム(ケアー、KEA)がやってきてちょっかいを出してきた。野生のくせに、人間と遊びたがり、ザックをいじったり、靴紐をほどいたりしてくる変なオウムは、登山客の人気者であった。
昼食から、マシマンの日本から持ってきたウイスキーをケアーに飲ましてピーナッツを与えて、悪いことをして遊んで楽しみました。(餌を与えないでください!)昼寝をして、コーヒーブレイクの後、14時から山小屋の近くにある、洞窟を探索。10分ほどで洞窟に到着。洞窟の中は、寒く暗く、ヘッドランプと上着が必需品であった。鍾乳洞が張り出し、奥へ行くほど狭く、足元は滑りやすく、途中で残念しました。こんな山奥に洞窟なんて・・・!不思議でした。明日の登山道を少し探索し、360度の景色を楽しんだ。いろんな種類の苔があり、土地が肥沃でないのがうかがえた。
5時過ぎに夕食。日本食は、美味しく、ふりかけは、サイコーでした。夕食後、まだまだ明るく、再びケアーとたわむれたりした。8時ころにはケアーがいっぱいやってきて屋根の上で大きな声で、ぎゃぎゃ?うるさく騒いだ。9時就寝。女性3人は12時に起きて、ヘリポートで星空観察。素晴らしい星空に、感激していたら、またまたケアーがちょろちょろやってきた。どうも憎めないやつです。
私は、晴れ女なので、やっぱり晴れました。NZは、大自然と大自然を守る人間に支えられ素晴らしい所でした。ぜひ、また違うNZ地域に行ってみたいです。皆さん、大変お世話になりました。ありがとうございました。海外登山に(私は介護登山と思っていますが、全然苦ではありませんので)また是非参加しますのでどうぞよろしくお願いします。 1月14日(八田記):昨夜は女子3名で深夜ハット横のヘリポートより南半球、満天の星空を仰ぐ。期待通りのシチュエーション。流れ星まで何筋も。寝袋に戻ってからも天の川。そして6時間後、素早く起床みんな早々に朝食準備へと。
天気は崩れるかも、だったが自称晴れ女子3名パワーで念じきった、勿論本日も晴れ!ここラスクモーハットの食堂兼ミーティング部屋の大きな窓から朝陽が差し込み遠く峰々や眼下のテアナウ湖が眩く美しい贅沢な景色。
7:30 昨日体調を壊された真島ンもほぼ回復、全員揃って出発。
9:30 マウント・ラスクモー頂上1472m、360度の展望。風は強い森林限界。ここはずーっと高度感があり常に湖や山脈が見え晴々と開放感あり。
10:15 フォレスト・バーン・シェルターにてコーヒータイム。フィヨルド特有の景色、ここまで来てこその眺めだ。 12:15 ハンギング・バレー・シェルターにてランチタイム。気温15度。このコース結構見かけるのはグレートレースの様なランニングスタイルでアクティブナ方々。我々のこの装備は何なのって感じになる。本日は3日間のうちでも1000mを下るハードな行程ということで楽しみながら集中力も必要。
1:30 稜線からいよいよその下りの始まり。気温19度、暑い。それぞれの体調、歩調に合わせペースを保ち下る。眼下遠く森の中にかすかに白い部分が見える、どうやら滝らしい。
3:00 アイリス・バーン・ハットにようやく到着。お疲れさまでした。少々日は陰りだしたが一応晴れ。よその宿泊予約者も到着し、ベッドが次々と埋まっていく。みな一様に和みながらの夕食までのひと時。山さん、綾乃ちゃん、私の3人は往復1時間の滝まで散策。蚊対策のネットを被ったとたん怪しく滑稽な養蜂家となりお互い大笑いしきり。
19:00 食後はラスト1日を残しウイスキーなどもあったりして・・・姉さまも久しく酔いがまわって後は...。ベストシーズン中とあって結構な人数だが静かな就寝の時となった。明日は浜辺ありのコース楽しみだ。
今回のNZトレッキング、1年待ち遠しかったこともあり、楽しさを満喫させて頂き、メンバーの皆さんと一緒に来られたこと、また五十野さんの細やかな配慮によってスムーズに進捗したことに感謝しきりです。皆さんありがとうございました。 1月15日(高橋記):今日の予定はアイリス・バーン小屋からモトゥラウ小屋を経てレインボウリーチ(バス停)までの22、2㎞、7?8時間の行程です。
10:15 AM6時食事。天気は雨の心配は無さそうです。7時前 バス予約の時間に間に合わせないといけないという山ちゃんの思いが強く、いきなりの速足です。こんな速足だとバテルと思いながらついて行くが、山ちゃんの勢いは止まらない!私は元々ゆっくり歩いて休憩をあまりとらないタイプなので、やはり昨夜から食事がとれてない私には疲れる。緩やかなアップダウンと平坦な道を外人のグループを追い越したり、追い越されたりしながら2時間半、ロッキーポイントシェルターで荷物を置いて休憩をする。綾乃ちゃんが私にウインダーゼリーをくれた。昨夜から食欲のない私にはこれはありがたくて一気に飲んでしまった。 ここから景色は一変して原始の森、大きなシダと大木に地衣類が垂れ下がって何とも言えない光景が延々と続く中、途中一箇所だけだがオレンジ色と黄色の派手な大きなテングダケが群衆しているのを見ながらモトゥラウ小屋まで歩く。
ここは湖に面した快適なロケーションです。登山をして来たアベック数組が水着に着替えて泳いでました。私らはここで昼食。日本から持ってきた乾燥のカレー味の不思議な食べ物を熱湯を注いで皆面白い味だといいながら山と湖を見ながら食べました。
12時半レインボウリーチ(バス停)に向かって出発。あと1時間半?2時間。最後の所でざ?踏ん張り?然し皆スピードは全く衰える事なく速い?バス停までもう少しというっといなくなり、私は足指裏が焼けるように痛く靴を脱いでしばし休憩。
マイペースで歩いていったら大きな川のブリッジの手前で五十野さんが待っていてくれた。皆は14時頃着いたと思うが私は少し遅れた。
バスは17時の予約だったが早くついたので30分待って15時のバスに乗れた。やれやれこれで歩かなくてすむ???綾乃ちゃんはまだまだ歩けると言ってました。どれだけ強靭なんだろうと感服です。
そうそう山ちゃんがレポートに記載して欲しいと言ってた事があります。アイリス・バーン小屋でケア(オウムに似た鳥)に靴のインソールを抜き取られてしまいMotelにつくまで気付かなかったそうです。インソールなしで長時間よく歩けたものだと感心しました。
今日の宿泊はレイクサイドmotel。部屋割りしてから買い出しに行き自炊、夕飯は鍋料理。疲れている私は早く休む。皆は結構遅くまでお喋りしました。ホンマに元気です。
今回皆さんには本当にお世話になりました。また荷物を手伝ってくれた綾乃ちゃん感謝です。お蔭で楽しいNZのトレッキングが出来た事皆さん本当にありがとうございました。 1月16日【クインーズタウンへの移動】(真島記):昨日の夕食は2日間の登山食から解放され、豚肉と牛肉の団子、白菜の味噌鍋を食べて、筋肉痛の身体には天国でした。
16日朝、サンドイッチとサラダ、コーヒーで軽めの遅い朝食後、AM9:30分モーテルを出発、氷河で削られたフィヨルド深い青い湖、その向こうには傾斜のある山、アスファルトの両側には。柵に囲まれた羊、羊、羊、羊、羊、・・・の放牧を見ながら2H(鹿の放牧もありビックリ)、Allow Townへ到着。 150年前砂金の産出で3000人位が一攫千金を夢見た古い町です。今は3分の1に減ったそうですが今は美しい簡素な観光地、1m位の浅い小川遊びで砂金採りの人の近くで、サンドイッチ、バナナ、ゆで卵のお昼を頂く。
クイーンズタウンを一望できる300m程をケーブルで上がり、その眼下には美しい町並み、湖で疲れも癒され、又、生のバンジージャンプも見られました。小生はTV等で見るより恐怖感が感じられなかったのはなぜ???
夕食までの2時間観光客で溢れる町をショピング、かの有名な大橋巨泉の店(OK Shop)夫々お土産をゲット。PM6:30から2H シーフードレストランで・・・生カキ、分厚いサーモン、ムール貝のパスタ、肉・・無論ビールで乾杯
楽しくも苦しかった50㎞強トレッキングの話で盛り上がり1日が終わりました。 1月17日(五十野記):前夜夕食を食べたレストランの「フィシュボーン」は16年前には湖畔に在りとても雰囲気があり、元米大統領カーター氏も来店した名店であった。今は街中に移店して以前の面影はなく残念であった。
早朝4時前に全員起床して、簡単な朝食を食べクイーンズタウン空港へ向かう。7時のオークランド行に乗り、オークランドで乗り換え帰国の途へ。帰りの関西空港行は空席が目立ち3席を占領して優雅に空の旅を楽しみ、夕方6時過ぎに全員無事帰国する。
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