Latest update: February 21, 2021
八丈富士登山と温泉三昧:2017年12月3日〜6日
参加者:嶋倉夫妻、大和夫妻、浅野目、猪原、長竹、中山、佐溝、山本、高橋、五十野

12月3日(五十野記):午12月3日午後10時東京竹芝桟橋に各々の交通機関を使い京都や関東各地から集合。今回は久しぶりに長竹さんが参加され、何時もと違い下ネタ交じりの大変楽しい例会になりました。
 10時30分に5700トンの橘丸に乗船し、三宅島、御蔵島経由で八丈島へ出航。12人が和室の2等船室に入り、毛布に包まり船底から聞こえるエンジン音の子守歌を聞きながら就寝する。
 船は4日の午前5時に三宅島に到着して、ほとんどの乗客は下船したようだ。丁度夜明けの午前6時に次の寄港地の御蔵島へ到着。釣り人らしい人が数人下船していった。船は一路八丈島へ晴天の穏やかな海を航行する。到着1時間前の8時頃から遠くに八丈富士が望め始め、9時に快晴の八丈島の底土港へ到着。前日の天気予報では曇り時々雨であった。

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12月4日【八丈富士に登る】(嶋倉記):「橘丸」和室船内の部屋で皆ぐっすりと眠っていた。午前4時30分突然の船内放送三宅島下船時間を知らせる声であった。その後5時頃三宅島で船は止まったらしいが私は爆睡していた。6時30分御蔵島で数分の停泊、この頃にはメンバーも起き出して、甲板に出る者や朝食を取る者等、9時15分八丈島に到着するまで各々が好き好きに過ごした。
 約10時間の船旅で船は無事底土港に着岸した。天気予報では曇りのち雨であったが空は抜けるような青、快晴である。早速レンターカー4台に分乗して八丈富士に向かって出発した。途中昼食をスーパーで各々が調達、スーパーの人が[八丈富士に登るのか]と尋ね「駐車スペースから320m、お鉢も廻れば素晴らしい」と教えてくれた。854mの山の320mかこれは楽チンと思ったのだが後で後悔する事となった。
 島を縦横に走る道路は軽四輪が最適な道、家々の石垣が又面白いつるつるの丸い石が積まれている、溶岩が積まれているなどである。八丈富士駐車ペースまでのくねくねした道路脇はツワブキノ黄色い花が盛り、柘植の低木が続いていた。

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 車を置き午前10時10分に登山開始、いきなり急斜面の階段である、階段に沿い巾40cmのコンクリートのスロープが付いていた。1280段の階段が急勾配で尾根辺りまであり尾根に入ってからは緩やかなブッシュの道となる。芒の尾花や、八丈アザミの淡いピンクの花、大文字草が所々咲いていた。
 お鉢周りに入る分岐点まで45分、ここからお鉢周りをする。道標が立っていて方向と足元注意の札が有、岩の亀裂や穴に落ちないようになっていて安心、風のきつい時、雨の時は危険で廻る事は出来ないが今日は良い天気で私達はラッキーだった。
 お鉢周りの道は一人が歩ける道幅、足場が悪い溶岩がごつごつしているかと思えば赤茶けた砂、亀裂や穴がある、片側は噴火口、マグマの噴出口は裂けて崩れ黒く赤茶けた岩肌、噴出のすごさを感じる。火口の中は台地で低木が茂っている、深さは50m、直径400m、一万年前に噴火した美しい円錐形の山、片側は海滑らかな波、穏やかな海その中に小富士が見える、大越灯台や牧場が見えた。火口の見える場所で昼食を取る。
 火口を見ながら海を見ながら360度の素晴らしい景色を満喫しながらお鉢周りを終え元来た道を引き返した。下りは45分、3時間の行程であったが階段が多く膝ががくがくになった。

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 下山後昭和50年以前は市庁舎であった建物で今は「八丈島民俗資料館」になっているで見学した、八丈島の自然と文化、考古資料、島の暮らしや民具産業など八丈島の総てが分かる資料館であった。私は流人の島と呼ばれるコーナや、庭に展示されている高倉と呼ばれる高床式の藁葺きの貯蔵庫などを見て昔の島の暮らしに思いを馳せた、大きなソテツの木を見て、2時40分植物園に移動した。
 入り口の極楽鳥の花、キダチアロエの花が私達を迎えてくれた。椰子の木が林立している広い公園、温室には亜熱帯の花々ブーゲンビリア、ハイビスカス、パパイアなど多くを見て、ぐるりと公園を歩いた後ビジターセンターへ館内には八丈島の自然を紹介する為の写真やパネル展示が一杯あり全部見る事は出来なかった。入り口に置かれている1m以上ある水槽が興味深かった、見た事も無い糸状の物がゆらゆらと動いている、磯キンチャクやウニ,ナメコ、ウミウシなど数え切れない程が小さな岩の間から出入りしている、見慣れない色のきれいな小魚も泳いでいた。幸せになると言う大きな剥製の亀に乗った浦島太郎の気分を一寸味わった。
 植物園を後にしてドライブしながら小休止して大阪夕照で八丈島富士と小富士の雄姿を眺め写真に撮った。その後「裏見ケ滝」温泉に無料の混浴42度水着で皆「良い湯だなー」を味わっていたが私は撮影係で入浴しなかった、実は水着を車に忘れてきた。
 そして近くの「安らぎの湯」に移動40分ほど温泉に浸かり一日の疲れを癒した。5時40分リゾートホテルに入り6時30分から楽しい八丈島特産の品々の夕食となり一日は過ぎて行った。
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12月5日(山本記):今日は八丈島第二の高峰、三原山(700.9m)に登ります。ホテルを8時に出発して大坂隧道付近の美しい景色を見て山に向う。途中で道路工事のため通行止めになっており、海岸まで戻って逆方向から登山口を目指した。
 なんとか登山口の無線中継所にたどり着き8時50分に登山を開始。鬱蒼とした森を抜けると、展望の開けた気持ち良い尾根道に出た。 頂上には9時50分に到着し展望を楽しんで下山。
 下山後、町の食料品店で昼食を購入し、唐滝と硫黄沼に向かいました。川沿いの林道をしばらく登ると少し下りたところに神秘的な硫黄沼があり、谷筋に入ってしばらく行くと唐滝(落差36m)に到着。今日は水量が少ない様でしたが迫力のある滝。
 硫黄沼に戻り食事をして温泉を目指す。漁港の温泉や八丈島地熱館、海岸の足湯でホエールウォッチングを楽しみ、充実した一日を過ごしてホテルに戻りました。有難うございました。
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12月6日(大和記):今日は、ホテルでの二泊目も終わり、2時5分の飛行機で帰途。6時半頃から、雲の間の日の出を見ながら露天風呂に入る。もう一生来ることがないと思い、手付かずの自然が豊かな島を頭に刻み付けゆっくりと浸かっていた。
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 7時半からバイキングの朝食を食べて、8時半に出発。今日は、一周道路の走っていない区間を通る。途中、八丈島小島の絶景が見える海岸で下車。さらに5分ほど走り南原千畳敷に行く。八丈富士の裾野の溶岩が海まで続いて、その向こうに三原山が見え、ハワイ島でみた景色に似ていた。玉石垣の集落に立ち寄る。高床式の家、ビロウの並木、蘇鉄と東南アジアの村を彷彿させる。そして10時から始まるショーを観るために服部屋敷に向かう。此処は八丈島の伝統芸能を披露する所で、島内のお祭りで行なわれる民謡、八丈島太鼓のイベントを見学。最後、我々を代表して山中さんが舞台に上がり、ショメ踊りを教えてもらい披露してもらった。
 12時の昼食の予約時間まで1時間あまりあるので、クサヤの販売所、土産物屋に寄り各々物色する。名物の島寿司(づけにしたカツオ、マグロ、金目鯛、メダイをワサビではなく辛子を使う)を堪能した。
 9:30 2時5分発の飛行機に乗り、予定より早く40分で羽田空港に到着。往路の船は10時間かかったがあっといぅまの到着だった。八丈島の自然を満喫した3泊4日の例会でした。

【八丈島釣り行き】(中山記):釣りは情報取得が第一、候補の漁港1を下見に行くと誰も釣っていない。次の漁港2に向かうと常連3人がいた。今日もお釣れてないと1人1人と帰っていく。次の漁港3に向かうと常連がさみしく30cmあじ1匹をみせてくれた。
 もう帰るというので情報取得すると釣り人がいなかった漁港1のポイントを教えてくれて移動。1人がルアーでさぐると反応なく磯に移動したとたん岩にかんでアウト。2人目交代して幅広くさぐることにして、3人目が小魚ルアーでへりを探ると次々にふぐがあがった。ランチ時間になったので釣り船店に向かうと法事で臨時休店アジャー。
 向かいの家で旨い店聞いてはいると1m以上の魚拓がかかげてある。寡黙で偏屈釣りおやじをほめるところっと態度一 変。地魚をおいしくいただいた。
 釣り船も出ないので観光にチェンジ。地熱発電所に向かうと仲間と入れ違い。その後足湯に向かうと地元のママ友が海に向かってキャーキャー言っている。聞くとくじらが潮ふきあげている光景が何度も観測できた。