タナゴの観察:2017年9月29日 |
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参加者:十野、山本、田辺、中山、藤原(記)
秋恒例のタナゴ観察、伏見港公園の疏水に10時すぎ集合、さわやかな秋空である。
一年ぶりの釣り、取り敢えず近場で様子を見ようということで公園の橋の近辺で竿を出す。気持がはやり、ウキの下の長さ(タナ)も測らず振り出す。餌はミミズ、すぐに強い引きがあり一匹目が釣れた。幸先がいいと思ったが外来種のブルーギルだった。このあとも在来種を食い漁るブルーギルばかり、草むらに20匹以上捨てる。
中山さんが橋の下あたりでタナゴを釣り上げていると聞き移動。12時過ぎまでかかりようやく3匹釣れた。一匹はバラタナゴできれい。お昼をとりながら聞いてみるとバケツにはすでに15匹ほど皆で釣れたとのこと、ブルーギルで随分時間をロスした。
ポイントが良かったのか食後、タナゴが釣れはじめ10〜12匹、山さんの分も加えると15cmくらいの虫採りケースは満杯である。これ以上は入らないだろう、14時半お先に失礼する。バイクで20分、急いで家の水槽に移したが3匹死んでいた。ポンプを付けて10月6日現在バラタナゴ2匹と色なし6匹が元気で泳いでいる。水槽内の状況を見てみると今後のタナゴ釣りの参考になる。60cmの大きな水槽に8匹がいるのだが、常に10cm角くらいの狭いスペースに群がっている。そしてポンプからの流水には決して近づかない。体形がうすっぺらいので水の流れに煽られるのを避けているようだ。結局、流れがよどむ所に群がっているのが釣りのポイント。
タナゴで検索すると、16種類ほどいて今回釣ったのはタイリクバラタナゴと思われる。綺麗な色をしているのは、メスが産卵期になるとオスは婚姻色といって色を強く出すことによる。自然環境では様々な刺激と群れの中の力の強弱によって発色の状況が変わり、力のあるものは色を強く出す。水槽内にメスがいるのか確認できていないのと、この環境でこの綺麗な色が維持できるのか「タナゴの観察」を続けていきたいと思っている。
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